脳梗塞からの完全復活を目指すKazuの闘病日記

脳梗塞からの完全復帰を目指す40代後半のサラリーマンです!!

入院生活における毎日のルーティン 4週目

4週目

・体力づくりのためのリハビリ(毎日)
 3週目までと同様に血圧が200mmHgを超えていなければ自力で歩行して
 リハビリ室に行きマッサージ後に歩いたりエアロバイクをやったり、
 筋トレやったりしました。
 仕事復帰を考えて、両手に20キロ(片手に10キロ)の重りを持って
 階段の上り下りをしたり、バランス感覚を取り戻すために
 廊下の白線の上をゆっくり歩いたりと、退院に向けて
 より実践的なリハビリを行ってもらいました。
 
・2種類のリハビリ検査
 3週目と同様に右半身と左半身の差を確認する為に
 作業検査や痛覚検査も行いました。
 メインは痛覚検査になります。
 私の場合は、特に左手甲と左足甲の検査を重点的に行いました。
 後遺症は日に日に良くなり、左の痛覚は右の痛覚の70%位まで
 回復してきました。
 
・嚥下障害、呂律障害のためのリハビリ(毎日)
 このころになると、呂律障害は殆どなく、
 嚥下障害の為のリハビリとなっていました。
 メインは水の呑み込みですが、自主トレのお陰もあり
 リハビリ中もむせずに水を飲むことができ、退院が近づいたことを
 示していました。

・各種検査
 <血圧測定、検温、SpO2測定、左右の瞳孔の大きさ確認>
 1日3回実施。

本当は3週目の後半に退院できる予定でしたが、嚥下障害のリハビリで水を飲むと

若干むせるということで、延期になり4週目を迎えました。

4週目では、リハビリ中もむせることなく水を飲むことができ、主治医の先生は

退院の許可を出してくれました。

入院開始からちょうど1ヶ月が経過しました。

2023年2月14日に退院が決定。やっと家族に会える嬉しさと自宅に帰れる嬉しさで

涙が止まらない一日でした!!

ちなみにコロナで面会禁止だったため家族に会うのは1ヵ月ぶり。

結婚して二十数年、妻や息子の顔を見ない、こんな長い時間はありませんでした。

 

 

 

入院生活における毎日のルーティン 3週目

入院してから3週目

 

この週は色々と変化がありました。

・点滴
 血栓を溶かす薬(t-PA)は2週間で終わり。
 その結果、他の点滴も終わり、身体から点滴の針が抜かれました。

・膀胱留置カテーテル

 点滴が終わったため、カテーテルもなくなりました。

 カテーテルを入れる際と同様、左半身に痺れがまだ残っていたために

 抜くときも、若干の違和感しかなく、かなり楽でした。

・体力づくりのためのリハビリ(毎日)
 2週目までと同様に血圧が200mmHgを超えていなければ自力で歩行して
 リハビリ室に行きマッサージ後に歩いたりエアロバイクをやったり、
 筋トレやったりしました。

・2種類のリハビリ検査
 右半身と左半身の差を確認する為に作業検査や痛覚検査も始まりました。
 作業検査は、右手と左手を利用して細かな作業を行った場合に
 左右差が出ていないかを確認する検査でした。
 また、痛覚検査は爪楊枝やナイロンのピンを利用して、
 痛覚が感じにくい場所(私の場合は、左手甲と左足甲)を
 重点的にツンツンして、左右差がないか検査しました。
 2種類のリハビリ検査では、毎日作業性や痛覚が向上していることが
 よくわかりました。

・嚥下障害、呂律障害のためのリハビリ(毎日)
 3週目に入ると、かなりとろみのついた
 水を飲みこむことができるようになりました。
 ここから、リハビリ以外にもコップの水を一口ずつ
 むせずに飲むことができるか、私なりに自主トレを行いました。
 その成果もあり、3週目が終わるころには、とろみのついた水と
 普通の水を少量ではありますが、むせずに呑み込むことが
 できるようになりました。

・各種検査
 <血圧測定、検温、SpO2測定、左右の瞳孔の大きさ確認>
 1日3回実施。

入院開始から3週目は点滴やカテーテル等、繋がれている管は無くなり、

自由の身(ちょっと大げさですが)になりました。

また、食事の面でも水を飲むことができるようになったり、

ゼリーの食事を完食したりと、後遺症も少しづつ消え始めた3週目でした!!

 

入院生活における毎日のルーティン 入院開始~2週目

入院生活における毎日のルーティン

人生初の入院生活が始まりました。

入院開始~2週目、3週目、4週目と分けて毎日病室でどのようなことを

行ったのかを書いていきます。

今回は入院開始~2週目を綴ります。

入院開始~2週目

・点滴(毎日)

 血栓を溶かす薬(t-PA)を30分~1時間/回を1日に2回。

 脳の血管を保護する薬も同様に点滴していました。

 点滴の針を何回も抜き差ししないために

 生理食塩液の点滴を24時間実施しました。

 つまり、入院開始~2週目までは24時間点滴でした…

・体力づくりのためのリハビリ(毎日)

 入院してから2日目まではベッド上で安静でしたが、血圧が200mmHgを

 超えていなければ車椅子に乗って、リハビリ室に行きマッサージ後に

 歩いたりエアロバイクをやったり、筋トレやったりしました。

・嚥下障害、呂律障害のためのリハビリ(毎日)

 私は嚥下障害が重度(唾が呑み込めない、水分が摂れない)だった為

 病室にて嚥下障害と呂律障害のリハビリも開始しました。

 毎日1時間ほどのリハビリでしたが、少しずつ嚥下障害から

 解放されていくのが感じ取れました。

 2週目の初めには、とろみのついた水(水糊を想像してください)を

 呑み込むことができ、少しずつ唾も呑み込めるようになりました。

 また、嚥下障害が良くなると同時に、呂律障害も良くなっていくことが

 実感できました。

 

・各種検査

 <血圧測定、検温、SpO2測定、左右の瞳孔の大きさ確認>

 入院開始から3日目までは3時間ごと、その後は1日3回実施。

 <CT検査>

 入院開始から1週間後に実施。

 <MRI検査>

 t-PAの点滴終了後に実施。

 この時は、まだ嚥下障害が残っていて唾が確実に呑み込めない状況

 でした。その中で検査をしたので、MRI終了間際に

 自分の唾でおぼれそうになり、苦しかった記憶があります。

 <血液検査>

 入院開始から1週目、2週目は毎週実施。

 

食事に関しては、今後の記事でまとめて書きます!!

 

では、また明日お目にかかりましょう!!

脳梗塞発症??

2023年1月16日

仕事はお休みだった月曜日。

子供と妻を送り出し、遅めの朝ごはんを食べペットの世話をして。

いつも通りの休日を過ごしていました。いつも通りの身体で。

うたた寝から目を覚まして、お昼ご飯を食べようとした時です。

「あれ?食べ物が喉を通らない」

 

これが異変の始まりでした。

お茶を飲もうとしても、気管支にお茶が入るかの如く、

思い切りむせて飲み物も喉を通りません。

「しばらくすれば治るだろう!!」

とベッドに横になり、様子見して再度お昼ご飯にチャレンジ。

しかし、思いとは裏腹に、食べ物や飲み物が喉を通らず、せき込むだけ。

同時に後頭部周辺に異様な頭痛を感じ舌が痺れている感覚に襲われました。

「ダメだ、妻に連絡しよう」

必死にスマホを握り、妻へ電話しました。

しかし、ここでも異変がありました。

上手く喋ることができない。そう呂律が回らなくなっていたのです。

妻は仕事先からすぐに帰宅し、

私の状況を確認して119番してくれました。

救急車が到着して、救急隊の方に妻が話をしてくれ、すぐに脳神経外科

搬送してもらいました。

 

病院に到着後、診察とMRI・CTを行ってもらった結果、

脳梗塞超急性期(右延髄外側梗塞)と診断されました。

発症から4時間が経過していましたが4時間半を超えていなければ

点滴で治る可能性があるとのことで直ぐに点滴が始まりました。

脳梗塞発症時に起きた身体の変化をまとめます。

1.飲み物が呑み込めない

2.食べ物が呑み込めない

3.頭痛

4.舌が痺れたような感覚

5.呂律が回らない

6.左半身の痺れ(救急車の中で痺れてきました)

1.2.4.6は私のような脳梗塞を発症した場合に起きる症状です。

3.5は脳梗塞発症時に起きる症状です。

 

ここで少し余談です。

点滴が開始されたと同時に膀胱留置カテーテルも開始されました。

しかしカテーテルを膀胱に入れる際に、左半身が痺れていたために

痛みは殆どありませんでした。これは不幸中の幸いでした…

 

 

発症から脳梗塞と診断される間に、

すでに後遺症も始まっていました。入院当初、後遺症として現れていたのは

嚥下障害、左上下肢温痛覚障害、呂律障害。

嚥下障害は重度と診断されました。

軽度と重度の判断基準までは分かりませんでしたが、

唾や水を呑み込むことができない状態で重度と診断されました。

左上下肢温痛覚障害は右延髄外側梗塞時に現れる障害のようです。

左半身だけ温度や痛みがわからない状況です。

左半身に痺れがあったので、入院前の診察時に検査して分かった障害になります。

呂律障害は何とも言えない、言葉が発しづらい状況でした。

このような状況下で毎日の治療とリハビリが開始されました。